
ディレクターとかADとかミキサーとか放送作家とか色んなスタッフが居て、出来てます。そんな人々をラジオの放送を通じて描くのですが、1話、1話が違った見方をしていて飽きません。
下のページですが、丸いふきだしがリスナーの声に出した言葉、ふきだしの無いのがリスナーの心の中の声、そしてラジオの音声が角ばったふきだしです。

特に今回、「この作家さん、凄え!」と思ったのが下のカット。1コマで二人の人物の過去と現在を描いてしまってます。場面はスポーツアナウンサー(手前のおじさん)が野球選手(背景の足の人)を思っているシーンですが、野球選手が過去(つまりアナウンサーの若い頃)に怪我をして病院に居た事(だからパジャマにスリッパ)、そして現在では背景の足はスパイクを履いてアナウンサーも歳を重ねている描写を使ってます。実に上手い、素晴らしい。何気ないワンカットですが感心してしまいました。

と云う訳でこの作品もお薦めです。