2008年11月20日

地元のお米 〜 どこの農家も自由に売りたい

11/14の霜月祭の時のお米の話の続き。どこの農家でもそうでしょうけど、自分達が一生懸命作ったお米は高く売りたい。では、どうすれば高く売れるか?と云う事で議論が熱を帯びた訳で・・・。まずは美味しくなくてはいけない。当たり前ですけど、これが難しい。

 何故今のお米があまり美味しくないのかと云うと水はけが悪いと云う事でした。この地域は水自体は富士山の伏流水が湧くので水質は良いと。何が悪いかと云うと水路が満足に整備されていないので水の流れが悪く、それで水がよどんでいると。地形的に山から平地が広がっていてその先が海なのですが、海側が平地より高くなっていて平地が海山よりも凹んでいる状態なので川が有っても流れが遅いと。更に平地なので水の流れる速度も低いので余計に水が流れないと云う状態です。

 水はけが悪いなら水路を整備しないとダメですよね。ところがこうなってくると町内の農家単位ではラチが明かない地域全体の大干拓事業って感じの問題に成って来ます。だからまずは地域から意見を汲み上げて陳情をする事から始まります。こう云うのって時間がとても掛かるのですよね。

081120_denen_01.jpg それと平行して大きな水路は無理としても個人で少しでも水路を良くして、良いお米を作ろうと。水量の豊富な農業用の掘り抜き井戸は数箇所に有るのでとりあえずその近辺から水路の整備を進めて少しでも美味しいお米を作ろうと。少量でも美味しいお米が出来たならまずは地元で食べてもらって口コミで徐々にこの地域のお米は美味しいんだと云う定評が付く様にしようと。農協の店頭に並べて色んな人に食べてもらい、評判が広がれば良い。農薬などの使用も厳密に管理してトレーサビリティもしっかりと行い、ブランド米にしようと。そうすれば農協も高く買ってくれるだろうし、インターネットを使って販売網を広げても行きたいと。そう成れば地域の米作りも活性化して行くだろうと話し合っていました。

 まぁ、農薬を使うのを止めると宣言している訳では無いので農協との手が切れないってのがこの地域の限界かと。確かに農家としては病害虫に因る被害のリスクを回避する為に農薬の使用が止められないのも分かりますけどね。しかし、どこの地域でも自分達の作るお米には努力もしていれば、自信も有るでしょう。つまり、地元の農家の云う美味しいお米って全国各地に有るのです。そう、横並び。となるとブランドとして頭一つ抜き出るには何かの特別な差別化が必要です。カンブリア宮殿の「日本一美味い米を作る男」の遠藤五一さんの様に全国の品評会で文字通りNo.1を獲得するとか、100%有機無農薬を売りにするとかして差別化されたブランドを確立しないと五万と有る生産者の中から抜け出すのは難しいと思います。

 と偉そうな事を書いてますけど、桔梗は非農家なのでこうも書けると。実際にお米作りをしている農家は大変苦労していると思います。だから苦労して良い物を一生懸命に作っている人から直接買って、少しでも努力している人の励みに成る様に選んでいるつもりです。えっ、地元のお米は買わないの?って。農薬を使い続けている間は・・・。


posted by 桔梗 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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